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保育士はICT化を求めている

2022.1.7 保育お役立ちコラム
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保育のICT化によって保育士の事務作業が軽減されています。
保育士が担当しなくてもよい仕事をICTシステムが保育士に代わって効率的に行えるようサポートしているのです。
「東京都保育士実態調査」ではおよそ半数もの保育士が職場の改善希望として「事務雑務の軽減」をあげています。
慢性的な保育士不足の幼稚園や保育園などの保育施設ではICTシステムの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

保育士の現状と希望

「平成30(2018)年度東京都保育士実態調査」では、職場の改善希望として49。0%というおよそ半数もの保育士が「事務雑務の軽減」を挙げています。
ここから事務雑務が多数の保育士の大きな負担になっていることがわかるでしょう。
では現状どのような事務雑務が保育士の不満を膨らませているのでしょうか。

●受け入れと緊急連絡
朝、登園してくる園児のお迎えと同時期に欠席や遅刻などの緊急連絡の電話対応を行います。
連絡帳に連絡事項を書き忘れた保護者が園児の受け渡し時に口頭で伝えてくる場合もあるので、電話や口頭での連絡を受けた保育士が該当児の担任に連絡しなければいけません。
しかし電話や口頭での連絡は伝え漏れや聞き間違いのリスクもあります。

●午睡チェック
午前の活動と給食の手伝いなどが終わると午睡の時間となります。
乳幼児突然死症候群(SIDS)の発症や、うつ伏せ寝による窒息予防のために、午睡の時間帯は園児の様子や呼吸の状態の確認を行います。
乳児クラスは5分に1回の確認が必要で、園児の体制を記録した後はうつ伏せの園児を仰向けに戻したり起きてしまった園児の対応をしたりと他の業務に手が回りません。

●連絡帳
乳児の連絡帳は保育園の様子と家庭での様子を保護者と保育士が伝え合うだけの交換日記のようなものではなく、保護者は食事内容や体調などを事細かに記入して、保育士も給食の内容や1日の様子を降園時間までに全員分記入して保護者に返さなければいけません。午睡チェック中が一番連絡帳の記載に適した時間ではありますが、なかなか難しいのが現状です。

●日常的雑務
上記も日常的な雑務ではありますが、他にも園だより、クラス便り、月案週案などの指導案、日誌の作成、園児の出欠確認や預かっている時間の集計、運動会や発表会などの行事の準備に子どもたちの写真の展示販売なども行わなければいけません。

改善にICTシステム導入を

事務雑務軽減のためにICTシステム導入が求められています。
緊急連絡の電話対応や連絡事項は保護者ページからメッセージ機能で伝えることが可能ですし、登園降園の登録も保護者が数秒で完了することができます。
連絡事項は保護者がメッセージで残すことによって保育士に共有されるため連絡の伝え漏れや言い間違いもありません。
登園降園機能によって預かっている時間の集計も自動で行われます。
保育士しか行えない子どもたちと触れ合う仕事以外はシステムに一任したり、サポートしてもらったりすれば事務雑務は格段に軽減されるでしょう。

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