保護者・支援員の負担軽減!放課後学童クラブのICT化

共働き世帯の増加とともに、ニーズが高まり続けている「放課後学童クラブ」。学校が終わったあと、子どもたちが安全に過ごせる大切な場所ですが、現場では人手不足や情報共有の難しさ、事務作業の煩雑さなど、さまざまな課題が浮き彫りになっています。
こうした中、近ごろますます注目されているのが「ICT(情報通信技術)」を活用した運営の効率化です。
そんな、学童保育においても増加の一途をたどるICT化のメリットや、具体的な導入事例についてご紹介します。
ICT化で変わる!学童クラブの今
学童クラブのICT化とは、紙ベースで行われてきた管理業務や情報連携をデジタル化すること。
保護者との連絡、出欠管理、保育記録、スタッフ間の情報共有など、さまざまな業務がICTでスムーズに行えるようになります。
ICT化の主なメリット
◎ 保護者との連絡が漏れなく簡単
欠席や遅刻の連絡をスマホで簡単に
お迎え時間の変更もワンタップ
緊急時のお知らせも一斉送信できる
◎ 出席管理が自動化される
登降園時間をQRコードやタブレットで記録
毎日の集計作業を大幅に削減
◎ 保育士・支援員の事務作業が軽減
活動記録や連絡帳もアプリで簡単入力
書類の保管や提出の手間が不要に
◎ 情報共有がスムーズに
支援員間の引き継ぎや業務メモがアプリ内で共有可能
子どもの様子を保護者とリアルタイムで共有できるシステムも
実際に導入している施設の声
「毎日のお迎え連絡がアプリになったことで、電話対応の時間が減り、子どもたちとしっかり向き合えるようになりました」
(学童クラブ支援員・30代)
「体調不良などの連絡もアプリで届くので、急なお迎えもスムーズに対応できて安心です」
(小2児童の保護者)
ICT導入にあたっての注意点
導入するシステムやアプリは、施設の規模やニーズに合ったものを選ぶことが成功のカギとなります。
初期導入費やランニングコストの検討
スタッフへの操作研修の実施
保護者が使いやすいインターフェースかどうか
まとめ
いまや保育園のみならず、放課後学童クラブでもICT技術を活用することは、子どもたちの安心・安全な環境を守ると同時に、保護者と支援員の負担を軽減するのに非常に便利な選択肢です。
「もっと安心して預けられる」「もっと効率的に働ける」
そんな未来を支えるために、学童クラブのICT化は、これからの子育て世代にとって、見逃せない大きな一歩となるでしょう。