やってはいけない!こだわりが強い子との関わり方|保育システムNavi

やってはいけない!こだわりが強い子との関わり方

2022.2.4 保育お役立ちコラム

保育園や幼稚園などの保育施設にはいろいろな子どもたちが通園しています。
中には自己主張が強い子や人一倍こだわりが強い子もいるでしょう。
その自己主張の強さやこだわりの強さからお友達とトラブルになる子もいます。
どの子も楽しく通園できるように保育スタッフが連携してサポートしていきたいものです。
こちらでは保育者がやってはいけない対応の仕方についてご紹介しましょう。

否定的な声掛け

子どもがいつも同じおもちゃを使う、同じ席につきたがるなど、周りの大人からみると小さいことかもしれません。
「そんなことくらいで」「ワガママばかり言って」「そのおもちゃばかり使ってるから」などその子のこだわりを否定するような声掛けをしてはいけません。
その子にとっては大人が勝手に否定できるような小さなことではなく、とても大事なことなのです。
否定的な声掛けはこどもの発達にも影響が出る可能性があり、なにより気持ちを踏みにじる行為になります。
前向きな声掛けをするようにしましょう。

こだわりのものを取り上げる

好きなおもちゃに執着して、そればかり使っている子がいるとしましょう。
しかし、保育施設内のおもちゃはこどもたちみんなのものであり、その子が遊んでばかりだと他の子が遊べません。
他の子がそのおもちゃで遊びたがったときに、保育士が取り上げて渡す対応をとるのはNGです。

順番を守って使おうね、仲良く遊ぼうね、という気持ちはああるかもしれませんが、執着しているこどもの気持ちを無視しているためやってはいけないのです。
そういったこだわりがあることがわかっている子が相手のばあいは、折り合いをつけられたらまずは話し合ってみたり、おもちゃの数を増やしたりといった対応が正解になるでしょう。

発達障がいと決めつけない

発達障がい=気になる子=こだわりが強いこども
として見守っている保育スタッフもいるでしょう。
しかし、こだわりが強いから、「気になる子」として見守っているからと言ってもすぐに発達障がいだと決めつけてはいけません。
決めつけてしまうとこどもに対するサポートが発達障がいの子のためのものになってしまい、こだわりが強いというだけの子へのサポートの阻害になってしまうのです。
「気になる子」として見守っていこうと考えるのであれば、専門機関に相談して保護者とも連携をとり、必要な対応を検討していくことが必要になるでしょう。

いかがでしょうか。
サポートをする保育スタッフの意識がバラバラでは子どもたちが戸惑ってしまいます。
ICTシステムを利用して、保育スタッフ同士の情報や対策を共有、コミュニケーションをとりながらであれば、より良いサポートができるようになるでしょう。

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