モンテッソーリ教育|保育システムNavi

モンテッソーリ教育

2019.7.5 保育お役立ちコラム

保育園によっては、モンテッソーリ教育を導入していますといった保育園もあると思います。しかし、モンテッソーリ教育とは一体どんな教育なのでしょうか。今回はモンテッソーリ教育についてご紹介致します。

モンテッソーリ教育のはじまり

モンテッソーリ教育が日本の幼児教育に組み込まれたのは、60年以上前のことです。そのため、親の世代や祖父母の世代になじみがあります。
モンテッソーリの教育思想は、イタリア医師のマリア・モンテッソーリによって考案されました。モンテッソーリは精神病院で働いており、知的障害児に独自の感覚教育法を実践し、知的水準を上げたことから健常児にも応用されるようになりました。
モンテッソーリ教育の基本は、子どもは生まれながらに自分で育とうとする力を持っているということです。保育者がそのためにできることは様々な経験ができるよう環境を整えること。また、成長を促すために自由を保障することですでに始まっている成長を助けるということです。
基本理念として、自己教育力を発揮できるような環境を用意することや集中力、自立心が育つよう援助することです。

3つの主な特徴

■個人活動を中心とする
子ども達自ら活動を選び、自分のリズムで納得がいくまで繰り返し活動をします。
これは「敏感期」という考え方に基づき、幼児期に強いこだわりを見せたときに心身が大きく成長することを指します。
その時期をのがさないように活動させるといった考え方です。

■異年齢児クラス
年少の子が年長の子に憧れて真似をすることや年長の子が年少の子に教えてお世話をする。この関係からお互い学び合い、社会性や協調性を身に着けます。

■お仕事の時間
独特の「教具」を使った活動は「お仕事」と呼び、「遊び」とは区別をします。毎日一定時間「お仕事の時間」に自由に取り組みます。

現在は、モンテッソーリ教育の特徴も園によって形を変えて取り組まれていますが子ども達の成長に寄り添った教育をするという面で
現在も大切にしていきたい思想であると言えます。

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