初めての実習までにどんな準備が必要?【後編】|保育システムNavi

初めての実習までにどんな準備が必要?【後編】

2019.6.28 保育お役立ちコラム
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初めての現場実習では、学校によっては事前の講習を行い日誌の書き方や留意点などを教わる機会がありますが、それでもわからないことが多い状態のため不安になる方も多いと思います。
前回は初めての実習を迎える学生さんに向けて【挨拶】【手遊び】【読み聞かせ】をご紹介しました。今回は読み聞かせのポイント、実習の心得についてご紹介致します。

読み聞かせのポイント

実習で読み聞かせを行う前に読み聞かせの練習は必ず行っておきましょう。出来れば自身が読む予定の本は予習しておいた方が良いです。
どんな読み方をしたら子ども達が楽しめるかなどを念頭においてただ「読む」だけにならないようにしましょう。

■読み聞かせのコツ■
・絵本の角度・・・・座って見ている子ども達全体に見えるように絵本の角度を調整します。
後ろの子まで見えるように先生が椅子に座って見せることも多いです。
・声の大きさ・・・・ぼそぼそと読んでいると絵本の内容が子ども達に伝わりません。聞き取りやすい声でしっかりと読みます。
・声のトーン・・・・明るい声を意識して楽しく読みましょう
・抑揚をつける・・・これは絵本に出てくる主人公に合わせて読み方に抑揚をつけます。
絵本の世界が子ども達に伝わるようになりきって読むと良いです。
・読むときの速さ・・場面に合わせて読む速さも調節しましょう

上記5点を意識して、子ども達が絵本に集中できるようにしましょう。実習に行くまでに学生同士で練習し合うのも良いですね。

目標設定

実習日誌は毎日書くものです。保育士になってからもその時の経験を生かすことが出来たり、記録は続くので詳しく書いておきましょう。ポイントとして書くのは、なるべくその場面ごとの先生方がどんな意図でどのような動きをそれぞれしているか観察すること。例えば読み聞かせ一つにしてもメインの先生は子ども達を一度落ち着かせ、次の活動に切り替えやすいように声掛けや読み聞かせ、手遊びを挟みます。メイン以外の先生は、その間に子ども達を集める補助に回ったり、次の活動の準備を先回りして行っています。
その為、保育士の言葉掛けや動きにどんな意味があるのか観察しておきましょう。
自分がどんな先生になりたいか、子どもと日々関わる中で困ったことはメモしておき、先生に相談するのも実習をより良いものにしてくれます。

初めての実習は緊張も失敗も当たり前です。たくさん経験して、自分の糧にしていけるといいですね。

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