乳児保育のお仕事1|保育システムNavi

乳児保育のお仕事1

2020.6.5 保育お役立ちコラム
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企業主導型保育施設や企業内保育、認可園でも小規模認可園であれば乳児保育のみの保育園も多くあります。
それだけ0〜2歳の乳児の保育ニーズが高いのです。乳児保育とはどういった保育を行うのでしょうか。
保育士が転職先として考えた場合、なにを気を付けておけばよいのでしょうか。
今回は乳児保育の主なお仕事をご紹介します。

食事のお世話

生後5〜6ヶ月までの赤ちゃんは母乳やミルクのみで成長します。
もちろん個人差はありますし、保護者と摺り合わせた保育方針にもよりますが、保育園にいる間はミルクでの授乳となるでしょう。
保育士のお仕事としては、月齢や成長にあったミルクを調乳、決まった時間に授乳をします。
母乳やミルクのみの時期を過ぎると始まるのが離乳食。
保護者や栄養士と相談しながら離乳食を始める時期や進め方を決めていくことになります。
離乳食を食べさせるのが保育士の仕事。離乳食の進み具合と子どもの発達を見極めながら適切に食べる力を促す援助をしていきます。
1歳になる頃には離乳食から幼児食へと移行。
五感を刺激する手づかみ食べから、スプーンを使った食事へと徐々に移行していきましょう。
子どもによってはうまくスプーンを使えないことに癇癪を起こすこともあるので、様子を見ながら楽しく食事ができるようにお世話します。
園によっては、2歳児クラスから箸の練習を取り入れているところも。

オムツ換えとトイレトレーニング

乳児保育の中で、食事のお世話と同等に大切なのがオムツ替えと言えるでしょう。
園によって紙オムツや布オムツなど違いはありますが、月齢や子どもたちの発達に合わせて用意してもらうように保護者とやり取りしなければいけません。
1〜2歳児クラスになるとトイレトレーニングが始まります。
排泄の間隔が空いてきたらになるので、こちらも「3歳までに必ず完了したい」という保護者や「焦らずゆっくり」という保護者それぞれと、子どもたちの様子に合わせるようにしましょう。
トイレトレーニングはトイレに誘うことから始めます。
タイミングをみて子ども自身が自分でトイレに行き、排泄ができるようになるまで根気強く行います。
家庭との連携も必要となるので、「今日できたこと」と合わせて前向きにがんばれるように保護者とやり取りしていくようにしましょう。

お昼寝のお世話

0、1、2歳児の乳児達の成長にとって、大きな意味をもつお昼寝。
子どもたちが安心して眠れるような寝かしつけのスキルを身につけることも保育士の仕事といえるでしょう。
天使のような寝顔の陰にはお昼寝中のSIDS(乳幼児突然死症候群)などの恐ろしい事故の可能性が潜んでいます。
保育士には5分おきの徹底した睡眠チェックが求められます。
ICT化を進めている園であれば、センサーやカメラを利用した午睡監視システムで保育士の睡眠チェックをサポートするので、抜けや漏れはなくなるでしょう。
しかし、最終的に乳児達の命を守るのは保育士の目にかかっています。

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