保育士と保護者のコミュニケーションツール「連絡帳」|保育システムNavi

保育士と保護者のコミュニケーションツール「連絡帳」

2022.8.12 保育ICT化とは

保育士と保護者のコミュニケーションとなっている「連絡帳」。文章が苦手な保育士さんにとっては苦痛に感じることもあるでしょう。
また、毎日書いていると書くことがなくなってしまうこともありますよね。
こちらでは子どもたちの貴重な成長記録でもある連絡帳の書き方についてご紹介します。

伝わりやすい連絡帳の書き方

伝わりやすい文章を書くには、「5W1H」を意識するとよいと言われています。
御存知の通り、「5W1H」とは・When(いつ) ・Who(だれが) ・Where(どこで) ・What(なにを) ・Why(なぜ) ・How(どのように)です。
●「○○ちゃんはおままごとで遊んでいました」
●「○○ちゃんと〇〇くんが、午後の自由遊びのときに仲良くままごとであそんでいました」
上より下の方が園児の状況が保護者によく伝わります。
また、
●「△△くんは体調がよくなかったようです」
●「△△くんは鼻水と咳が出ていて呼吸がつらそうでした」
上より下の方がどこがどのように体調不良だったのかわかりやすく、保護者も対応が取りやすいことがわかるでしょう。

連絡帳の話題

保護者にたくさんのことを伝えたいけれどもたくさん書こうとすると負担に感じてしまう先生もいらっしゃいます。
今日の出来事を簡潔に伝えるためには「保護者はどのようなことを知りたいのか」を踏まえて書くと良いでしょう。
例えば0歳時であればこれまでにできなかったことができるようになったら詳しく紹介します。
1歳児なら豊かになった表情や感情表現についてエピソードを加えて書くと保護者に喜んでもらえるでしょう。
2歳時からはお友達のコミュニケーションもできるようになってくるので誰と何をしていたのか、こんな工夫をしていた、感心した、ほほえましかったなど保育士の感想を付け加えて伝えてみてはいかがでしょうか。

連絡帳を書くときの注意点

●丁寧な字で書く
ご自身の字が下手だと思っていても、丁寧に書くことが大切です。
時間がない場合もできるだけ雑にならないようにしましょう。

●言葉遣いを丁寧に
読む保護者の気持ちを考えて連絡帳も言葉遣いは丁寧にしましょう。
節度をもって保護者とはやり取りするようにしてください。

●マイナス要素があったときには口頭でも伝える
連絡事項がメインとなる連絡帳ですが、園児がケガをした場合やお友達とケンカをした場合などトラブルを記載しなければいけないこともあるでしょう。
そういった場合は連絡帳だけでなく、お迎えの時間に直接保護者に口頭で伝えるとこじれる心配がありません。

ICTシステムを導入して、連絡帳もオンラインでのやりとりという場合、やりとりのテンポが早くなることがあります。
節度を保って丁寧に、しかし保護者と一緒に保育・育児をしているという意識で楽しく連絡帳を使って保護者とコミュニケーションを取ってください。

2022.8.12 保育ICT化とは

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