卒園式の事前準備&当日のポイント

卒園式は、園児や保護者にとって思い出深い特別なイベントであり、保育士にとっても大切な一日。スムーズな進行と感動的な式を実現するためには、事前の準備や当日の対応が重要です。
年長児担当の皆さんに向けて、卒園式の準備から当日までのポイントを詳しくご紹介します。
準備
(1)スケジュールと役割分担の明確化
スケジュール作成
式典当日までの準備スケジュールを立て、準備が漏れないようにしましょう。装飾、リハーサル、保護者への案内配布など、すべての作業をリストアップするのがポイントです。
役割分担
スタッフ全員で役割を分担し、それぞれの責任を明確にします。例えば、会場設営、音響、進行役など、具体的に振り分けるとスムーズです。
(2)卒園児へのサポート
練習時間の確保
園児が緊張せずに本番を迎えられるよう、式典での歌やセリフ、行進の練習を行います。楽しくリラックスした雰囲気で練習を進めるのがポイントです。
衣装や持ち物の確認
卒園児が当日に着用する衣装や必要な持ち物をリスト化し、事前に保護者へ案内しましょう。
(3)保護者との連携
案内状の送付
卒園式の日程や開始時間、服装の指定、駐車場の案内などを記載した案内状を早めに配布します。
写真・ビデオ撮影の確認
撮影場所や時間を決めておき、スムーズに記録が残せるよう配慮します。
(4)会場設営と装飾
温かみのある装飾
園児が喜ぶような、明るく温かい装飾を準備しましょう。手作りのガーランドや卒園児の写真コーナーなどもおススメ。
動線の確認
園児や保護者が迷わないよう、会場内外の案内表示を設置します。
当日
(1)スムーズな進行
タイムキーパーの配置
予定通り進行するために、タイムキーパーを配置して各プログラムの時間を管理します。
緊急対応の準備
子どもが体調を崩した場合や、予期せぬトラブルが起きた場合に備えて、対応マニュアルを用意しておくと安心です。
(2)卒園児へのフォロー
安心感を与える
緊張している子どもたちに優しく声をかけ、リラックスできるようサポートします。
笑顔を心がける
保育士の笑顔が園児や保護者の安心感につながります。
(3)保護者への配慮
記録のチャンスを提供
写真撮影のタイミングや撮影ポイントを事前に伝え、思い出をしっかり残せるようにしましょう。
感謝の気持ちを伝える
卒園児とその家族に感謝の言葉をしっかり伝えることで、温かい雰囲気の式を演出できます。
(4)予備の準備
備品の確認
予備のマイクや音響機器、座席、卒園証書などを用意しておき、万が一に備えます。
安全対策
会場内外で安全に配慮し、子どもや保護者が安心して過ごせる環境を作ります。
感動を演出するアイデア
手作りの記念品
園児一人ひとりに、先生からのメッセージを添えた手作りの記念品を贈ると、特別な思い出になります。
卒園児のスライドショー
在園中の思い出写真を集めたスライドショーを流すと、会場全体が感動に包まれます。
卒園式後
保護者とのお別れ
式典終了後、保護者と短い時間でもお話しし、感謝の気持ちを伝えましょう。
園児への言葉がけ
卒園児一人ひとりに「おめでとう」「また遊びに来てね」と声をかけ、温かく送り出します。