保護者に安心を与える関わりを|保育システムNavi

保護者に安心を与える関わりを

2021.4.16 保育お役立ちコラム
, , , , ,

新年度が始まり、新しい人間関係を構築していかなければいけません。
ICTシステムを導入している保育施設で働いている場合、子どもたちはもちろんのこと保護者と登園・降園の際のやりとりも増えるでしょう。
その際本当に保護者に「ここに預けてよかった」と安心させられる声かけができているでしょうか。
こちらでは保護者に安心感を与える関わりについてご紹介します。

登園・降園時の声かけ

登園時は登園システムを利用していたとしても保護者は出勤するために急いでいることが多いので、できても体調の確認くらいでしょう。
やはりお迎えの際のひきわたしの時の声かけは大切になります。

「変わりありません」「元気でした」と引き渡す
とても便利な言葉で、保護者もそれはよかったとさっと降園登録して帰っていくでしょう。
しかし、あなたが保護者であればどう思いますか。
できればどんな風に過ごしていたか内容を聞きたい のではないでしょうか。

もちろんお迎えの時間はだいたい決まっているので、何人も重なってしまうことがあります。
延長保育に切り替わる時間ギリギリであれば保護者も焦っているでしょう。
本当に保護者が聞きたい一言を添えて引渡しができたら、「良い先生」という印象が残るのではないでしょうか。

健康について
「少し咳がでているので様子をみてください」「昨夜37度発熱していたのでもし熱が上がるようであれば連絡ください」など登園時に伝えられることがあります。
そんな時もつい「変わりありませんでした」「元気でした」と引渡していませんか。
咳や熱があったと聞いていたけれど、心配はなかったと保護者のお願いに応える形で声かけをしましょう。
ちゃんとみていてもらったと安心感を与えます。
その際ICTシステムなどで朝の保護者の一言を保育士同士で共有しておくと、保育施設の信頼度も上がるでしょう。

食事について
年齢が小さければ小さいほど「食」の悩みは尽きないもの。
好き嫌いだけでなく、食が細く体重が増えない、アレルギーがあるなどさまざまです。
乳児は連絡帳に細く食事の内容を記載していますし、以上児さんもICTシステムを利用している場合は給食の内容も保護者がすぐに確認できるようになっているでしょう。

食事の内容は読めばわかりますが、保護者が知りたいのはどのような様子で食べていたかです。
「嫌いなものもがんばって食べていた」「この食材に興味をもったようだった」「半分くらいでごちそうさまをした」など、保護者が普段から気にしている面を把握し、普段の様子をよくみているからこそわかる保育士の一言は、保護者に安心感をあたえます。
ただし、「食べられなかった」「嫌がった」などネガティブな表現はできるだけポジティブな表現に置き換えて保護者や子どもを傷つけないように配慮しましょう。

お友達関係について
お友達と上手に付き合えているか、みんなと仲良くできているかは保護者が気になるところです。
どのようなお友達と仲良くしているかも気になるでしょう。
「○○くんと一緒にボール遊びをしていました」
と具体的にお友達の名前を出して一言添えると保護者も安心するでしょう。

もしお友達とうまく関われていない場合は、保護者の様子をみてしっかりと様子を伝えてください。
「かわりなかった」「元気だった」ではなく、短い一言でいいので「誰と何をして楽しい時間を過ごしていた」ということを知らせられると良いでしょう。

PAGE
TOP