小規模保育ってどんな施設?|保育システムNavi

小規模保育ってどんな施設?

2018.6.7 保育お役立ちコラム
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2015年に始まった「子ども・子育て支援新制度」によって規定が緩和され、今までは認可外だった小規模保育施設が国や自治体から補助を受けられる認可園として運営できるようになりました。
マンションの一室やビルの一角などでお開設できるので、首都圏を中心に急激に数が増えています。
では、そもそも小規模保育園とはどういったものでしょうか?

■地域型保育事業

小規模保育は地域型保育事業のひとつとなります。
●小規模保育事業
定員6〜19名以下の小規模施設型保育施設。
●家庭的保育事業
家庭的保育者(保育ママ)1人につき3人の子どもを保育者の自宅などを利用して預かり保育する。
●事業所内保育事業
企業が主体となって運営設置する保育施設。企業の職員の子どもの保育だけでなく、近隣の子どもも一定数入所枠を設けることで認可を受ける。
●居宅訪問型保育事業
1対1で保育者が保護者の自宅を訪問し保育を行う。

■小規模保育が増加している理由

地域型保育事業のひとつである小規模保育事業。待機児童の約9割を占めている0〜2歳の乳児たちを受け入れるための事業となります。
認可を受けられるようになった2015年は2,737箇所だったのに対し、2017年は4,893箇所と倍近く増加。
これまでは「20名以下は認可外」など細かな制約がありましがた、19名以下でも認可園として認められ、補助が受けられるようになり、爆発的に増えました。
認可保育所を新設するとなると自治体による用地確保や施設建築を踏まえても2〜3年開設までにかかります。しかし、小規模認可保育所であれば4〜5ヶ月で開園準備が整い、待機児童が集中しているエリアにピンポイントで保育所を供給できるという利点も増加している理由の一つです。
待機児童解消の切り札として今後もますますニーズは拡大していくでしょう。

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