保育補助の必要性と今後|保育システムNavi

保育補助の必要性と今後

2018.4.14 保育お役立ちコラム
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保育士の資格がなくても保育園で働くことができる「保育補助」。保育士を目指す方や主婦やシニアでも働きやすいお仕事になります。そんな保育補助の必要性と今後についてご紹介しましょう。

■保育補助の必要性


保育園は常に人手不足です。特に東京都や横浜市など大都市は深刻な待機児童問題を抱えており、その原因として保育士不足を挙げています。
待機児童をなくすことを目標に新しい保育園はどんどんできていますが、それだけで保育士が不足している状態です。
さらに保育士は肉体的にも精神的にも楽なお仕事ではない割には給与が低いということで、現場を離れる保育士は少なくありません。
そこで必要とされるのが保育士のサポートをを行う保育補助です。保育士の負担を軽減し、保育士の離職防止につながることを期待されています。
主にアルバイトやパートという雇用形態になる保育補助は、自治体の補助がなく保育料だけで運営している無認可保育園では保育園存続の救世主としてほぼ正規の保育士と同じ仕事を任せるほど必要とされています。

■保育補助のための資格


保育補助はパートやアルバイト勤務が主ということはお伝えしましたが、保育士資格がないとしても次のステップに胸をはって進めるための保育補助に関わる新たな資格があることをご存知でしょうか?
2015年から国が設けた新たな制度による資格「子育て支援員」です。
保育士のように国家資格ではなく、各自治体で行っている20時間前後の研修を終了することで資格が取得できます。
資格を取得すれば、小規模保育施設で保育士を補助するごともできるようになります。
研修に費用がかかる自治体もありますが、基本的には無料で受講できるので、保育資格の取得を目指している方には積極的に受講されることをおすすめします。

■保育補助の今後


小規模無認可保育園では有資格者を一人おいて、他を保育補助で固めているという雇用も少なくありません。
現在はアルバイトやパートでの雇用形態が主ですが、嘱託社員も多く、正社員登用するという保育園も増えてきています。保育補助とはいえ、保育園に慣れた人材に長く現場にいてほしいという背景があるのでしょう。
保育園によっては、保育補助として働きながら保育士の資格を取得するサポートも行っています。
保育士の資格を取得したあとは、就職活動をせずに同じ職場で保育補助から保育士として働き続けられる可能性もあるのです。
保育補助のニーズは高まっています。安定していないということもなく、成長していけるお仕事といえるでしょう。

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