待機児童ゼロが難しい理由とは?解消のために保育ICT化を|保育システムNavi

待機児童ゼロが難しい理由とは?解消のために保育ICT化を

2021.5.28 保育お役立ちコラム
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現在待機児童数は減少傾向にあると算出されてはいますが、「隠れ待機児童」の存在、保育士の人材確保など待機児童をゼロにするためにはたくさんの課題があります。
保育施設の拡大だけでなく、保育の質向上や保育士の業務負担軽減など、自治体やそれぞれの保育施設が環境整備に取り組むことが大切です。
業務の効率化や保育士の定着率を上げるためにも保育のICT化を進めていきましょう。
こちらでは待機児童ゼロが難しい理由を挙げていきます。

隠れ待機児童

「隠れ待機児童」とは認可保育所などに入所できていない状況でありながら、国や自治体での待機児童数にカウントされていない児童のことです。
例えば「保護者が求職活動を中止している」「特定の保育園のみ希望している」などの理由から入所していない児童は自治体によって「待機児童」として数えられていないケースもあります。
全国的な待機児童数は減少傾向にあるものの、こういった「隠れ待機児童」がたくさん保育所に入所できていないのです。

1〜2歳時の保育の受け皿

待機児童のうち全体の約8割が1歳〜2歳児という状況がわかっています。
闇雲に補助金を出して保育施設を増やしても、1〜2歳児の受け皿を整備しなければ待機児童はゼロになりません。
0〜2歳児向けの保育を中心とした地域型保育事業が展開され、小規模保育園など待機児童解消に向けての施設は増設が期待できますが、保育の質の維持、保育士不足、3再移行に受け入れ可能な園の整備といった課題が山積です。

保育士の人材不足

子どもたちが好きで子どもたちに触れ合えるお仕事をと保育士を目指す方は多いでしょう。
しかし、実際に入植すると仕事量と責任の重さに対して給与が見合っておらず離職してしまう人も多いのです。
保育の受け皿を増やしたとしても、保育士が不足していては待機児童の解消には到達できません。
子どもたちが安心して保育園で過ごせる環境を整え、保育士の確保・待遇改善していくことが必要です。

保育士の業務負担

イメージと違い保育士は重労働です。子どもたちの相手をしているだけではなく、行事の企画や園内の衛生管理、保護者対応などさまざまな業務を担います。
給料に見合わない過重労働を理由に、子どもたちの笑顔だけでは気力も体力も続かずやめてしまうケースがあとをたちません。
保育施設が増加している昨今、人材の確保競争は激化しており、人材の補充について不安を感じている園もあります。

そのため保育士の業務負担を解消し、待機児童問題も解消に向けるため必要なのが保育のICT化です。
保育士が働きやすく、長期的に働く環境を整備することに保育ICTシステムは一役買ってくれます。
保護者とのコミュニケーションや先輩保育士とのコミュニケーションなどサポートしてくれるのでこれまでの離職につながることが多かった人間関係の問題も解消されるでしょう。

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