1歳児のかみつきぐせ、どうしていますか?〜保護者への対応〜|保育システムNavi

1歳児のかみつきぐせ、どうしていますか?〜保護者への対応〜

2019.4.5 保育お役立ちコラム
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1歳児さんは自分の思いを表現したいけれど、うまくできない時期。かんしゃくをおこしてかみついてしまう子もいます。
相手の子がケガをすることもあるので、保育士としてはヒヤっとするもの。
かみつきは子どもの気持ちの伝えあいのひとつ。相手の子とうまく人間関係を築いていくためにも家庭と連携しての工夫が必要になります。
どのように対処すればよいのでしょうか。今回は保護者への対応を中心にお伝えします。

■保育園でかみつきがおこってしまったら

●まずは謝罪を

保育士がトラブルを未然に防ぐことができていたら、かみつきを止めることもできます。
それが止められなかったことをまずは保護者へ謝りましょう。
大切なのはかまれた側だけでなく、かんだ側の保護者にも話すこと。

●保護者へ伝えること

謝罪のあとはなぜかみつきがおこってしまったのか、その場の状況、それぞれのお子さんの気持ちや思いを伝えます。
そして1歳児さんという時期をふまえた、子どもの発達に関わる要素があることも伝えましょう。
「かみつき」という行動で気持ちを表現する、その気持ちを汲み取った上で対応するようにしていると伝えると家庭での協力も仰ぎやすくなります。
保護者は保育知識が少なく、かみつきを可愛いものだと見過ごす方も少なくありません。保育園でお友達にかみつかないよう対応の仕方を伝えましょう。

■家庭でのかかわり方と保護者の協力

実は保護者に家庭で保護者にかみついている子も結構いるのです。
子どもの愛情表現やふざけと受け止めている保護者も多いので、「伝えきれない気持ちを表現している」こと、その時の保護者の対応をきちんと伝えるようにしましょう。
1歳児さんはかみつきなどのトラブルが起きやすい時期という発達的視点から理解を促すため、トラブルが起きてからではなく保護者会で先に説明しておくのもおすすめです。
保育士にとっては保育に携わる上で自然なことでも、保護者にとっては大きな気づきとなることもあります。

●保護者からお子さんに伝えて欲しいこと

ある時「かみつき」をしたら、自分の要望が通った、成功体験をしたお子さんはかみつきぐせがつく場合があります。
しかしかみつきは「相手を傷つける行為」なので「絶対にやめさせたいこと」。
もしかみつきが起こった場合は「言葉や適切な動作で表現する」ように成長を促しましょう。
保育園だけでなく家庭でも協力してもらって根気強く伝えていくことでかみつきに対応していくことが大切です。

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