保育士が学びたい「カウンセリング」|保育システムNavi

保育士が学びたい「カウンセリング」

2019.12.6 保育お役立ちコラム

研修に積極的な園もあれば、全く力を入れていない園もあります。いずれにしても自分の知識を増やし保育に活かせることはとても意識が高いと言えます。保育士がスキルアップのために何を学ぶべきか迷っていらっしゃる方は、「カウンセリング」がオススメです。

カウンセリングで学べることとは

「カウンセリング」という言葉は知っていても、精神科などでよく耳にする言葉で自身には関係がないと思ってらっしゃる方も多いのではないでしょうか。しかし、実際に学んでみると保育士にとっても大切なことが詰まっていることが分かります。
●カウンセリングを活かした保護者対応
・子どもの障害を告げられたときの親の心情の変化とその時の対応の仕方
・保護者からのクレームの聞き方
・保護者との信頼関係を結ぶコツ
・面談等の行い方のコツ

保護者対応は毎日がカウンセリングのようなものなのです。保育士の対応ひとつで保護者の気持ちが変化します。話の内容がクレームでも相談でも雑談でも保育士の対応によって良い方にも悪い方にも変わってしまう可能性があるのです。
関わり方を意識することで、クレームの裏に「相談したい悩み」が見えてきたり、相談の中に実は苦情が紛れていたり、笑い話をしているようで実は悩みを笑いでごまかしていたりすることがあります。

カウンセリングとは

「カウンセラー」とは話を聞く技術に合わせて「心や気持ち」の受け取り方のプロフェッショナルであるということです。話をうまく聞くことで「言葉」ではなく、「心・気持ち」を受け止めているということです。
「言葉」は同じ日本人なので理解することは可能ですが、その先の「気持ち」についてはどうでしょうか。

カウンセリングの技術を使って相手の話をおうむ返しで聞くように意識してみましょう。すると、相手は、気持ちを受け止めてもらえたと感じます。
カウンセリングの入り口となる技術だけでも、対人に有効な技術を身につけることができます。

カウンセリングの勉強方法

スキルアップとして「カウンセリング」をオススメ致しましたが、一体どこで勉強すればよいのでしょうか。
勉強方法としては様々な方法があります。カウンセラーの方の講演を聞くのでも良いですし、カウンセリングの本を読んでみる、自身がカウンセリングを受けてみるのも良いでしょう。
最初に誤解していたようにカウンセリングは病院で行われるものとイメージされがちですが、実際には病院以外にも行っているカウンセラーの方はたくさんいらっしゃいます。
資格も様々ですので、カウンセラーを選ぶ際は自己責任でしっかりと下調べをし、コンタクトをとりましょう。まずは本やネットのHPを参考にされることをオススメします。
自身に合った勉強方法で、自分のスキルアップを目指してみてください。

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