異年齢児保育の遊びの工夫|保育システムNavi

異年齢児保育の遊びの工夫

2020.1.17 保育お役立ちコラム

年齢によっては、遊ぶ遊具や遊び方は大きく異なってきます。絵本の内容や外遊びの際の遊具など年長児にとって簡単なことも年少児には難しく感じてしまうことも・・。そこで、年少児から年長児が一緒になって遊べる遊び方についてご紹介します。

■ごっこ遊び

お店屋さんごっこであれば年上の子がお店屋さんとなり物を売って、年下の子がそれを買う。どちらも楽しむことができ、お使いの練習にもなります。
鬼ごっこなどはどうしても体格の差が出てしまうので年下の子が不利になってしまいます。そんなときは年上の子とペアとなり手を繋いで逃げるなど追加でルールを設けてみると良いかもしれません。

■おえかきやモノづくり

おえかきやモノづくりは年齢関係なくみんなが楽しめる遊びの一つです。大きな紙と絵の具を用意して手足をスタンプの代わりにして一つの作品をつくりあげたり、あえてテーマは設けず自由に色を重ねてみたりしてみましょう。一人で描くよりもみんなで描くことの楽しさを知ることができ、ひらめきや創造する力も身につきます。

■伝承遊び

伝承遊びも年齢関係なく遊ぶことができルールも簡単なものが多くあります。みんなで手を繋いで歌を歌ったり名前を呼び合ったりと子ども達の距離を縮めるよい機会にもなります。激しい動きやチームごとの勝ち負けもないので比較的安全に楽しむことができるでしょう。

■お散歩

ただお散歩をするのではなく、年上の子と手を繋いで歩くことがポイントです。一緒に手を繋いで歩幅を合わせることでより交流を深めることができます。縦割り保育を始める際にはまずはお散歩から始めてみることもオススメです。

縦割り保育は、本来子どもたちがもっている自己教育力(自分で歩こうとする意志や周りの環境を積極的に吸収し成長や発達していこうとする力を引き出すことにも影響します。異年齢児ならではのメリットや気を付ける点に注意して子ども達の経験の幅も広げてみてはいかがでしょうか。

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