年長さんのためのアドバイスvol.1|保育システムNavi

年長さんのためのアドバイスvol.1

2019.1.28 保育お役立ちコラム
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1月になって「卒園」に向けての活動が増えてきました。
年長さん担任の先生たちは卒園式を成功させることに目を向けていることでしょう。
しかし、その先、1年生になったときに子どもたちが困らないための保育はできていますか?

■一定時間座って話をきけますか?

認定こども園など保育と教育どちらにも力を入れている保育施設など、園の保育方針によってさまざまですが、椅子に座ってお話を聞く時間が毎日あることは大切です。
毎日同じ時間に同じ席に座ってお話を聴く。
小学一年生には必要なスキルになります。小学校では席について授業を受けます。
なかなか座っていられないお子さんにも根気強く愛情をもって教育していきましょう。

■朝の会を設ける

席に座って話をきけるかどうかは、毎朝「朝の会」を設けて取り入れるのが一番簡単です。
・「朝の会」が始まることに自分で気づいて席につけるか
・「朝の会」でいつも決まった席に座り話を聴けるか
・保育士が話す内容を理解して行動することができるか
・「朝の会」の参加者の前で簡単な話ができるか
上記ができることは、当たり前のことのようで、難しく感じるお子さんもいらっしゃいます。
全員が席に着いた状態で出席をとり、係・当番の確認、今日1日の活動の確認を行いましょう。
出席をとるのを子どもたちに当番でやらせてみたり、カレンダーや時間の読み上げをさせてみたりするのも責任感を育みます。
大切な連絡事項を伝え、保護者に伝えることを宿題にしてみたり、家出した遊びや休日出かけた話などを発表させたりする場を作っても良いでしょう。

■話すとき・聴くときの姿勢

話を聴くとき、先生が話しているときには先生の方を、お友達が話しているときには話しているお友達の方に体を向けることを伝えます。
相手の目を見て話を聴くこと。相手の目を見るためには相手の方に体を向けなければいけないことをしっかりと伝えていきましょう。
隣のお友達の方をみていたり、下を向いていたりすると大切な話を聞き逃して自分自身が困ってしまうことも繰り返し伝えるとよいですね。
卒園して、一年生になって保育施設でどういった教育を受けてきたかがここで響いてきます。

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