声かけひとつで安心を与える|保育システムNavi

声かけひとつで安心を与える

2019.1.18 保育お役立ちコラム
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「今日も変わりありませんでした」とお迎えの保護者に子どもたちを返す言葉。
忙しい時間帯ですし、本当に特に問題がなかったから変わらなかったと伝えるわけですが、プラス一声で保護者にさらなる安心感を与えることができるのです。
保護者とのコミュニケーションが苦手という保育士さん、ちょっと実践してみませんか?

■食事に関して

年齢が小さければ小さいほど食事に関して悩みを抱えている保護者はたくさんいらっしゃいます。
食べた量などの細かいところは、連絡帳で伝えたり、スマホにメールしておいたりで読んでもらえればわかる情報です。
もちろん食べた量は大切ですが、保護者が知りたいのは、「どんな風に食べていたか」。
集中して食べていたのか、時間をかけてやっと食べたのかなどが気になるのです。
食事に関して悩みを抱えているお子さんの保護者であれば、その悩みを把握して「今日も変わりありませんでした」に一声添えましょう。
「苦手な野菜を2口食べられたので、だんだん慣れていってくれるかも」
「半分くらいでごちそうさましましたから、夕飯はいっぱい食べるかも」
など、悩みが軽減するような言い方で伝えます。

■健康に関して

朝、預かる際に保護者から
「少し咳が出ているので様子をみてください」
「朝熱が37度あったので、熱があがるようであればスマホに連絡ください」
など子どもたちの健康に対する日中の状態の変化を気にしておくように言われることがありますね。
往々にして日中とても元気なことがありますが、この場合「今日も変わりありませんでした」と返していませんか?
一言添えることによって、「ちゃんと見てもらえていた」という安心感を保護者に与えることができます。
遅番にかかる場合は、担当保育士にきちんと連絡事項として共有しておきましょう。
万が一体調に変化があった場合に「聞いていなかった」ということがなくなりますし、園の信頼にもつながります。
保護者が朝気にしていたことに関して具体的な一言を添えるようにしましょう。

■友達に関して

友達との関係は保護者にとってとても気になるところです。
特に誰と遊んでいるか、友達の名前を出して一言添えるととても安心を与えます。
事細かに伝える時間がなくても、「○○くんと一緒にブロックで遊んでました」の一言で良いのです。
保護者は「誰とでも仲良くしてほしい」「積極的に友達を作って欲しい」と願っているもの。
「誰とどんな風に何をしていたのか」を伝えることで、「みんなと仲良くしているか」「いじめられたりしていないか」などの悩みはある程度解消されます。
なかなか友達関係がうまく気づけていない子の場合は年齢と友達との関わりを考慮して「楽しい時間」をお子さんが過ごせるように気を配り、保護者にも現状をポジティブに伝えるようにしましょう。

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