年長さんのためのアドバイスvol.2|保育システムNavi

年長さんのためのアドバイスvol.2

2019.2.8 保育お役立ちコラム
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「卒園」に向けての活動が増えてきました。
年長さん担任の先生たちは卒園式を成功させることに目を向けていることでしょう。
しかし、その先、1年生になったときに子どもたちが困らないための保護者への声かけはできていますか?

■挨拶はできていますか?

小学校の標語でもよく使われており、最初に指導される挨拶。
新しい環境に飛び込んでいくために最初に必要なものは挨拶です。
家庭の中でも「おはよう」「ありがとう」などの言葉を交わすように意識してもらうよう声をかけましょう。

■自分で身の回りのことができていますか?

朝夕の支度を保護者が全てやってしまっているという子は要注意です。
保育園では自分の身の回りのことを、特に年長さんは自分でできるように指導していますが、家庭までは目がとどきません。
保護者に自分でやるように働きかけを提案してみましょう。

■一人で道路を安全に歩けますか?

保護者と車で出かけることの多い子は、信号の見方や道の歩き方、車や自転車への注意の向け方が苦手に感じることもあります。
園でのお散歩や戸外活動で公道を歩く時にはその点にも注意を払っていますが、小学生になると保護者の目の届かない通学路をお友達と一緒に歩くことになるので、何度か保護者が付き添いながらできているかの確認が必要です。

■自分の名前が読めて書けますか?

小学1年生で最初に習うのはひらがなですが、自分の名前だけは入学前に読めてかけるようにしておきたいですね。
幼稚園ではカリキュラムに入っていたり、保育園でも先生によって行たりする場合もありますが、本来は家庭で行うことです。
自分の持ち物がわかるためにも必要なことなので、日々の子どもたちの様子をみて難しそうであれば保護者に声かけするようにしましょう。

■伝言することができますか?

小学1年生になると保護者と先生の連絡は本人の手書きによる連絡ノートやお便り、そして伝言になります。
園でも保護者に連絡事項を降園時に子どもが伝える、伝言ゲームのようなものをやってみましょう。
お迎えにきた保護者に伝えることができたら、他の家族にも伝えるように促し、お迎えにきた保護者に確認してもらうなどの工夫もできます。

■体調不良をいえますか?

「頭がいたい」「気持ちが悪い」「怪我をした」などはっきり言えることが大切になります。
決まった時間にトイレを促している園の場合はなかなか機会がないかもしれませんが、「トイレに行きたい」とはっきり言えることも小学校生活で必要です。
お友達が察してくれることもありますが、大勢の子どもたちの中で先生が気づいてくれるかは難しいのです。
なかなか自己主張が難しいお子さん保護者には特に声かけしておきましょう。

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