企業主導型保育の転職メリット2|保育システムNavi

企業主導型保育の転職メリット2

2020.4.10 保育お役立ちコラム
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保育士が企業主導型保育園に転職した際、どのようなメリットがあるのでしょうか。
企業主導型保育施設には運営する企業、保育施設、保育士それぞれのメリットデメリットがありますが、前回に引き続きこちらでは保育士のメリットをご紹介します。

■特別な保育プログラムを経験できる

企業主導型保育施設は、通常の保育はもちろん、その園の独自の保育プログラムを提供することが可能です。
施設の保育方針にもよりますが、英会話や体操、リトミックなど、子どもの興味や経験を広げるためのプログラムが取り入れられています。
新設園が多いので、オープニングスタッフとなる保育士が創り上げていくこともありますが、実際に保育現場の方針は保育福祉サービスの委託業者が担っていることも少なくありません。
企業主導型保育園の求人票やホームページを観るとどういったコンセプトで保育を行っているのかがわかります。
保育の中にプロの専門講師のカリキュラムを取り入れて指導をしている場合もありますし、企業理念に基づいて保育に特徴を持たせる場合もあります。
しかし、企業主導型保育が誕生した背景から、やはり保護者のニーズに応えた知育・教育といった方向へ保育の特徴を持たせることが多いようです。
施設の方針と保護者のニーズ、保育士の保育観がマッチすることでやりがいのある職場、本気で保育に取り組める職場であるかどうかが分かります。
専門講師のカリキュラムなどを経験したり、指導方法やその効果を実務の中で経験できることで保育士としてのスキルアップにもつながるでしょう。
やりがいがあって働きやすく、キャリアアップも望める企業主導型保育施設に転職を考えるのであれば、どのような分野に力を入れて保育を行っているのか把握することが大切です。

■小規模保育園が多く、雰囲気はアットホーム

小規模保育園が多い起動主導型保育施設。
規模が小さい場合、職員の数も少なく、意志の疎通がしやすいこと、連携が取りやすいことはメリットといえます。
子どもたちの日々の成長を職員同士で共有しやすいですから、アットホームな雰囲気で働くことができるでしょう。
これまで働いていた園施設が大規模な保育園で、複雑な人間関係に疲れてしまったという保育士にとっては暖かみを感じられる職場になるといえます。
あちこちの人間関係に気を遣っていた保育士の方はホッとできるでしょう。

■残業や持ち帰り仕事が少ない

少人数で0〜2歳児の乳児のみを対象としている企業主導型保育施設は多いもの。
季節ごとの小さな行事はあっても、運動会や発表会など幼稚園で見かけるような大規模なイベントはありません。
そのため、制作など持ち帰り仕事や残業に繋がるような仕事は少ないです。
また、認可保育園と同じく、保育補助員に関わる助成金の加算がある企業主導型保育施設は、それを利用して人員配置を手厚くすることもあります。
結果保育士の仕事の負担は減ることになり、残業や持ち帰り仕事が軽減されるのです。
保育ICTシステムの導入にも助成金が下りるので、さらに事務作業の軽減も見込まれます。
より小さな子どもたちのそばで時間を割くことができるでしょう。

■無資格者やブランク保育士でも、転職しやすい

企業主導型保育所の保育士有資格者の割合は、「職員全体の2分の1以上」です。
つまり、保育士資格がない方も雇用することができるということ。
もちろん保育資格がない方を雇用するための条件はありますが、もともと待機児童問題解消のために設立された企業主導型保育施設だからこそ保護者のニーズに応えるために開園時間を長くしている園も少なくありません。
配置・対応する保育士確保のため、短時間勤務や週に3〜4日勤務という勤務時間の選択肢が多く用意されていることも。
保育現場にブランクがあり、ゆっくりリズムを取り戻していきたい方にとって復帰しやすい職場と言えます。
保育士資格がない方やパートなどの非正規社員として働きたい方は、企業主導型保育施設の求人の中から、都合に合う施設が見つけやすいでしょう。

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