保育ICTシステムってどんなもの?|保育システムNavi

保育ICTシステムってどんなもの?

2023.6.10 保育お役立ちコラム

保育現場に入りたてで導入研修でICTシステムの研修があったものの、いまいちICTシステムがなにかがわからないという保育士さんもいらっしゃるでしょう。
連絡帳や児童票などが入職時からデジタル化されていた場合、紙媒体からのICT化に対するメリットを感じることが少ないかもしれません。
こちらではICTシステムの基本やメリットについてご紹介しましょう。

ICTシステムのとは

ICTシステムとは、情報通信技術を活用して保育業務を支援するためのシステムです。
御存知の通り、保育業務には、子どもたちの個別情報の管理、保護者とのやりとり、保育計画や記録の作成など多岐にわたる業務があります。
ICTシステムでこれらの業務を効率化し、保育士の負担を軽減することができるのです。

具体的には、保育園の情報管理システムや保育士用アプリ、保護者用アプリなどがあります。
保育園の情報管理システムは、子どもたちの情報や保育計画、出席簿などを電子化して管理するシステムです。
保育士用アプリは、保育計画や子どもたちの成長記録を記録するアプリで、PCやスマホ、タブレット端末で利用できます。
保護者用アプリは、保育園からのお知らせや、保護者からの欠席やお迎え時間変更などの連絡、子どもたちの様子などを確認できるアプリです。

ICTシステムは保育士の業務負担軽減となるため、国が導入に力を入れており、自治体からも導入に関する助成金がでています。

ICTシステムのメリットとは

ICTシステムのメリットは、保育士が事務作業のデジタル化・ICT化によって業務負担を減らし、子どもたちに寄り添った保育を行うことができるようになる点です。
保育園の情報管理システムによって、紙ベースの書類管理から解放され、手間と時間を減らすことができます。
また、保育士用アプリや保護者用アプリを利用することで、保護者とのやりとりや報告業務がスムーズになります。
これによって、保護者との信頼関係を築くことができ、保育サービスの質の向上に繋がるでしょう。

一方、ICTシステムを導入するにあたって、保育士が情報通信技術に不慣れであったり、システムにトラブルが発生した場合の対応力が不足している場合もあります。
そのため、ICTシステムの導入には、保育士のスキルアップやトレーニングが必要になるのです。

ICTシステムは、保育業務の効率化や情報共有の促進など、多くのメリットがあります。
保育士は、ICTシステムをうまく活用することで、保育サービスの質の向上に貢献することができます。
保育現場に入りたてで、はじめてICTシステムを触ったという保育士さんは戸惑うこともあるでしょう。
慣れると簡単ですし、それが自分の負担軽減になり、ひいては子どもたちのためになると考えると使いこなそうという意識が芽生えるのではないでしょうか。

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