コロナ禍の空気質計測モニター|保育システムNavi

コロナ禍の空気質計測モニター

2022.1.21 保育お役立ちコラム

新型コロナウイルスの感染拡大が広がっています。
家庭内感染から10歳未満の子どもたちにも感染者が増加しており、保育現場でも気が抜けない状況です。
そこで現在行われている保育環境における空気室モニタリングの実証実験についてご紹介しましょう。

空気質モニタリング

UPDATER社のエアテック事業「みんなエアー」。
11月1日~2022年10月31日にかけて総合保育サービスの「明日香」の保育環境での空気質モニタリングの実証実験を行っています。
空気質計測器「MADO」を使い、保育施設内の空気環境がどのような状況であるか空気質のモニタリングを測定します。
保育園内の0歳児室、1歳児室、2歳児室、エントランスの4箇所に設置します。

「MADO」は保育施設だけでなく、オフィスや医療施設など室内の空気質の数値を計測し、24時間継続のグラフ管理を行います。
室内の空気中に含まれるC02やPM2.5などを計測して換気や空気清浄機などの対策機器の稼働を促します。
計測データはクラウドで管理。保育スタッフがもつタブレット端末などに表示し、「見える化」した空気の状態を共有することができるのです。

保育施設のスタッフの不安を軽減

現在ほぼすべての保育園や幼稚園などの保育施設でマスクの着用、手洗いうがい、アルコール消毒、換気、おもちゃ、遊具の消毒や施設内の消毒など新型コロナウイルスの感染対策を実施しています。
しかし、子どもからの感染リスクに「不安を感じている」保育士や幼稚園教諭は96.2%と「みんなエアー」の実態調査では高い水準となりました。

保育施設内の空気環境がどのような状況であるか空気質のモニタリングを行った結果、空気の状態や施設内での職員や園児、保護者などが空気の状態を「見える化」することができます。
そのうえで必要があれば改善対策を検討し、それぞれのコミュニケーションに与える影響をさらに観察・検証していきます。

こうした「空気の見える化」によって保育士や幼稚園教諭の88.5%が現状の改善に期待を寄せています。
いつも目にする保育士や幼稚園教諭、子どもたちはもちろんのこと、自粛慣れが指摘され、感染者が一番多い30代の保護者にも意識してもらえるようになるでしょう。

子どもたちはもちろん職員の安心安全のため、コロナ禍での空気改善機器を取り入れた感染対策が今後保育施設で求められていくことが考えられます。

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