保護者に喜ばれる連絡帳の書き方|保育システムNavi

保護者に喜ばれる連絡帳の書き方

2019.9.6 保育お役立ちコラム

保育士と保護者のコミュニケーションとなっている「連絡帳」。文章が苦手な保育士さんにとっては苦痛に感じることもあるでしょう。
また、毎日書いていると書くことがなくなってしまうこともありますよね。
本日は子ども達の貴重な成長記録でもある連絡帳の書き方についてご紹介します。

伝わりやすい連絡帳の書き方

<5W1Hを意識する>
これは聞いたことがある方もいらっしゃるかと思いますが、文章を伝える際に大切な基本の5W1Hで書くと相手に伝わりやすい文章が書けると言われています。

・When(いつ)
・Who(だれが)
・Where(どこで)
・What(なにを)
・Why(なぜ)
・How(どのように)

例えば「○○くんはブロックで遊んでいました。」よりも「○○くんと○○ちゃんが午後の自由遊びのときにブロックで仲良くお家を作っていました。」と書いた方が、園児の状況がよくわかります。
他にも「△ちゃんは体調がよくなかったようです。」と書いたのではどう不調なのかさっぱりわかりません。「△ちゃんは、よく咳が出ていてしんどそうにしていました。」と具体的に表現すると保護者にもわかりやすいです。

連絡帳のネタ

<知りたいことを簡潔に>
とにかくたくさん書こうとすると先生方も負担に感じてしまうでしょう。負担を減らすためにも年齢別に「保護者はどのようなことが知りたいのか?」を抑えた上で今日の出来事を簡潔に伝えられるとよいですね。
<0歳児~新しくできるようになったこと~>
0歳児はまだ赤ちゃんですから、それほどいろいろなことをするわけではありません。その中でも、何か今までにできなかったことが出来るようになったら詳しく紹介しましょう。どんなことも前向きに捉えて書くようにします。
<1歳児~感情表現のようす~>
1歳児さんは、立ったり、歩いたりし始めるので0歳さんよりも行動範囲も広くなり出来ることもぐんと増えます。
また、表情も豊かになってくるので、例えば何かをしたときに嬉しそうだった、目を輝かせて話していたという具体的なことも伝えましょう。
子ども達がどんな風に感情表現をするかを観察し、エピソードに付け加えることで状駅が思い浮かびやすくなります。
<2歳児~お友達とのエピソード>
2歳児さんはさらに行動的になり、いろいろ考えて出来るようになることが増えます。
お友達のとのコミュニケーションもやや複雑になってくるため、ケンカをしたというエピソードもそのことだけを取り上げるのではなく、どういった仲直りをしたかといったことまで伝えましょう。
誰と何をしていたのか、こんな工夫をしていた、びっくりするようなことを言った、そんな出来事に感心した、微笑ましかった、素直に感動したといった保育士の感想を付け加えてみましょう。

連絡帳を書くときの注意点

・丁寧な字で書く
字が下手でも気に病むことはありませんが、丁寧に書くようにしましょう。
・言葉使い
保護者とは節度をもった付き合い方が必要です。連絡帳も言葉使いは丁寧にしましょう。読む保護者の気持ちになって言葉使いを選べるとよいですね。
・トラブルの際は口頭でも伝える
連絡帳は連絡事項がメインですが、園児が怪我をした、お友達とケンカしたといったトラブルを連絡帳の記述のみで済ませてしまうことはおすすめできません。
その日あったトラブルは、お迎え時間の際に直接保護者に口頭で伝えましょう。直接聞かされれば納得できることも連絡帳だけで事務的に知らされるとこじれてしまう可能性もあります。

楽しんで書こう

連絡帳は大切に保管しているという保護者の方も多いそうです。子どもが大きくなってから見返すと「あの頃は大変だったけど可愛かったな」と思い出せるそうです。
だから、保育士も園では保護者代わりですから自分も子育てを楽しむ気持ちで連絡帳を書いてみましょう。子ども達の成長を身近で見守る保育士だからこそ楽しめるのではないでしょうか。

PAGE
TOP