保育課程と教育課程の違いをおさえてICTシステムで作成しよう|保育システムNavi

保育課程と教育課程の違いをおさえてICTシステムで作成しよう

2022.9.2 保育お役立ちコラム

「全体的な計画」に含まれる「保育課程」。
「全体的な計画」と言う大きな枠組みに変化したため、保育園も幼稚園と同じ教育を行う施設という位置づけになりました。
では、保育課程と教育課程に大きな違いがあるのでしょうか。こちらでは保育課程の種類や教育課程との違いをご紹介します。

保育課程の編成

保育課程は以下のような編成で作成されます。

●保育理念・保育方針・保育目標
基盤となるのが保育理念と保育方針、保育目標です。
その保育施設の根本的な考え方を表しています。
記入し、思い返すことで保育の方向性を見直すきっかけにもなる重要なキーワードです。

●年齢別の保育目標
保育施設での生活を通してどのように子どもが発達するかという目安が年齢別の保育目標になります。

●養護と教育と食育の発達課程
養護は生命の保持と情緒の安定という2点から、教育は健康や人間関係、環境、言葉、表現の面から保育課程を構成しています。
食育は食を営む基礎を育み、多くの種類の食材を食べるようになるまでの成長を記載します。

保育課程と教育課程の違い

「教育課程」は、幼稚園児が入園してから卒業までの園生活を通して得る経験内容を示したものになり、実はさほど保育課程と変わりがありません。
幼稚園教育要領が基準にされているので、小学校に上がるまでの教育目標を基盤として方針、年間計画を立てているため、その基準が若干違うくらいです。
どちらも集団保育・教育の中で園生活を通して子どもが得る経験内容を示したものになるため、内容に大差がないといえます。
長期的な視野を持ち、具体的に入園から小学校に上がるまでの計画を練ることが求められるのです。

ICTシステムの利用で効率化

全体的な計画は、入園から小学校に上がるまでの計画が基盤となるため、その記入量は膨大なものとなります。
項目も多く、煩雑なものになるため記入をもちろん修正するのにも時間が多くかかるでしょう。
そうした書類の作成は園長先生や保育士など他の職員にも多大な負担となります。
ICTシステムの機能を使えばその負担はかなり軽減されるでしょう。定型文を登録したり、テンプレートを用意したり、最初は手間に感じるかもしれませんが今後修正したり、見直しをしていくにあたり作業の効率化が図れます。
さまざまなICTシステム上でこうした書類の作成機能は搭載されているため、保育施設の方針に合った機能を確認してみましょう。
その上で利用を検討してみてはいかがでしょうか。

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