乳児保育の大変な点|保育システムNavi

乳児保育の大変な点

2020.6.26 保育お役立ちコラム
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企業主導型保育施設や企業内保育、認可園でも小規模認可園であれば乳児保育のみの保育園も多くあります。
それだけ0〜2歳の乳児の保育ニーズが高いのです。乳児保育とはどういった保育を行うのでしょうか。
保育士が転職先として考えた場合、なにを気を付けておけばよいのでしょうか。
今回は乳児保育の大変な点をご紹介します。

コミュニケーションが取りづらい

乳児はもちろん、保護者とのコミュニケーションも取らなければいけません。
特に言葉でのコミュニケーションが取りづらい時期だからこそ、保育士から子どもたちの様子を保護者に詳しく伝えることが大切になってきます。
泣き声や様子から子どもが求めていることを読み取る力が必要です。
また、まだ言葉で自分の気持ちを伝えられない時期での友達同士の関わりの中で子どもたち同士のコミュニケーションは難しいもの。
そんな時は保育士が間に立ってそれぞれの気持ちを相手に伝える必要があります。
子どもの様子をよく見て察する技術が求められるのです。

子どもそれぞれのリズムを大切に園でのリズムを作っていく

0歳児クラスは特に一定の生活リズムで一日を終えることがありません。
離乳食が始まる前であれば、眠たくなる時間もおなかが空く時間も違います。
そのこのリズムに合わせた対応が必要になるのです。
そこから徐々に離乳食や幼児食に向けて、昼食、お昼寝の時間といった規則正しい生活リズムを作っていきます。
まだリズムが安定しない乳児期は、そのこのリズムを大切にしながら、保育施設での集団生活のリズムを作っていく過程が必要でしょう。
乳児担当保育士の力量が試される場面です。

事故や突発的な病気への注意が必要

乳児保育ならではの仕事内容や魅力がある中、乳児保育だからこその大変さがあります。
その最たるものが子どもの突発的な体調変化や事故に対する注意力ではないでしょうか。
登園時は平熱だったのに、急に熱が上がり熱性けいれんになってしまった、など。
突然だからこそ体調面に特に気をつける必要があり、登園時や午睡明けの検温や視診が大切になってきます。
子どものちょっとした変化にすぐ気づけるようになりましょう。
病気だけでなく、突発的な事故や怪我も多い乳児期。
歩行が安定しないが為の転倒による怪我や、友達とうまくコミュニケーションがとれないことから出てしまうかみつきやひっかき。
怪我に配慮しながら子ども同士の関わりを見守ることが大切です。
そして子どもたちの発達を理解した上でけがを未然に防ぐ危機管理能力が保育士には求められます。

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