保育研修のOJTで考えたこと|保育システムNavi

保育研修のOJTで考えたこと

2018.5.17 保育お役立ちコラム
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保育士として保育園に就職が決まった場合や保育園に派遣されることが決まった場合、保育士養成専門学校に通っているときなど、実際に施設に行って研修を実施することをOJTといいます。
保育士の研修でOJTを行う場合もあり、実際の保育の現場で生きた体験をしながら学べます。
実際にOJTを受けた保育士に感想を聞いてみました。

■保育士のOJTとは

OJTは英語の「On-the-Job Training」の略。保育施設への内定後、入社前の研修として取り入れている園や派遣会社があります。
保育園などの保育施設で実際の「やり方」を教え、子どもたちと実際に過ごす環境を体験しながら学んでもらいます。
保育施設によって保育方針や職員同士の連携の仕方が異なり、子どもたちへの接し方も工夫が凝らされているので大きな学びになるでしょう。

■新人保育士のOJTの感想

先輩保育士の子どもたちへの接し方を実際に見ることで、学校で勉強したことだけでなく、施設内のスタッフや保護者、子どもたちなど人と人との信頼関係を作るための行動がある、ということがよくわかりました。
先輩保育士は、子どもにかける言葉や声の高さや強弱まで子どもが安心できるように気をつかっていること、そのために一人ひとりをよく見ていて、いつもと少し様子が違う子にはやさしく声かけしていました。実際にマニュアルに書いてある以上の見習いたいと思う先輩保育士の行動と姿勢は心にひびきました。
先輩保育士だけでなく、実際に子どもたちの元気な様子や努力、成長する様子を目の当たりにしてその姿に自分が元気をもらったので、早く一人前になって、自分が子どもたちの成長のお手伝いができるようになりたいという思いが強くなりました。

■ブランクのある保育士の感想

OJTの研修のおかげで、以前勤務していた施設・保育の方針と、今の保育園や保育の違いを短期間で比較することや整理することができてよかったと思います。
やはり保育という基本の業務は変わらずとも、保育施設によって細かい決まりごとや習慣が違うので、計画的なOJTで「実際にやってみる」とブランクによる不安も拭われますし、昔取った杵柄といいますか、経験による仕事の勘を取り戻すきっかけにもなりました。
違いがあることやブランクがあることで不安を感じていましたが、「違いがある」ということを理解して動けるようになることで自信もついたと思います。やはり自分に合う施設かどうかがわかるという点でもOJTはよい研修ですね。内定をもらっているとはいえ、この保育施設を理解しようとする姿勢や観察する視線、覚悟や意欲をもって望むことが大切だと思いました。

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