企業主導型保育園保育士の配置基準|保育システムNavi

企業主導型保育園保育士の配置基準

2020.3.27 保育お役立ちコラム
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保育施設の中で働く保育士も、お子さんを預ける保護者も気になるのが保育士の配置基準。
企業主導型保育施設では保育の質を確保するためにどのような基準で保育施設の職員配置基準が定められているのでしょうか。

企業主導型保育施設の保育士配置基準

認可外保育園にカテゴライズされる企業主導型保育園。
しかし保育士配置基準については認可保育園と同程度の厳しい配置基準が設けられています。
年齢ごとの配置基準が認可保育園と同じ人数で、なおかつ保育従事者のうちおおむね2分の1以上が保育士の有資格者でなければならないとされています。
●0歳の乳児3人に1人以上
●1−2歳の幼児は6人に1人以上
●3歳の幼児20人に1人以上
●4−5歳の幼児30人に1人以上
上記の区分に応じた数の合計に「1」を加えた数以上の保育者を配置することが必要とされ、最低2人を配置することが基準となっています。

保育補助者の職員資格

配置基準の半数以上が保育資格を有していなければならない企業主導型保育施設。
では、残りの半数がまったくの素人の保育補助・保育アシスタントとして勤務しているのでしょうか。
それでは安心して保護者が子どもたちを預けることができませんし、資格のある保育士の負担が多くなってしまいます。
企業主導型保育施設の保育士は一基準では、有資格者以外の保育従事者は「子育て支援員」の研修課程を修了したものと定められています。
「子育て支援員」とは、各自治体の開催する子育て支援員研修において、国が定めた「基本研修」や「専門研修」を修了し、保育や子育て支援分野の各事業などに従事する上で必要な知識や技術などを習得したと認められている人です。

実際配置数

前述の通り、企業主導型保育施設における保育士は一基準では、最低2人を配置することが基準になっています。
しかし、実際の保育現場ではこの人数を上回る人員配置をしないと運営はまずできないでしょう。
保育園は幼稚園と違い、早朝から夜まで開園しています。
企業主導型保育は認可保育園と違い保護者のニーズに応えるべく長時間開園しているので、そこで働く保育士はシフト勤務制となります。
つまり、各時間帯において配置基準を満たすだけの保育従事者を確保しなければなりません。
働き方改革の観点や、保育従事者がきちんと休憩をとるためにも配置基準より多い人数での運営が必要となるのです。

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