コロナ禍のジレンマとICT化|保育システムNavi

コロナ禍のジレンマとICT化

2021.1.8 保育お役立ちコラム
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新型コロナウイルスの感染拡大が止まらず、2回目の緊急事態宣言が発令されました。
保育現場は変わらず子どもたちを預かることになりますが、保育を優先するか、感染対策を優先するかで保育士はジレンマと戦っています。
新しい生活様式に合わせて子どもたちのお世話をしなければいけませんが、両立が難しい部分もあるのです。
それでも保育に、子どもたちの成長を促すことに重きをおきたいという保育施設のICT化が進んでいます。

保育と感染対策の両立の難しさ

イレギュラー続きの2020年から良くも悪くも新しい生活様式に慣れてきた2021年。
子どもたちに消毒を促したり、新型コロナウイルスの恐ろしさを教えたりということには慣れてきた保育現場です。
しかし、ソーシャルディスタンスやマスクで表情がわかりにくい保育士では子どもたちの成長を促せないという意見も聞かれます。
保育・子育てに特化した研究プロジェクト「子ねくとラボ」が行ったアンケート調査によると、感染対策と保育のどちらかを選ぶとしたら、感染対策を優先させたいと考えている保育士の割合が62%となりました。
とはいえ保育士の第一使命は子どもたちの成長を促すこと。
感染対策も必要ではありますが、子どもたちとの「密」は避けられないため、「割り切り」も必要になります。

保護者との連携もICT化で

保育士が子どもたちの成長を促すために「密」は避けられず、「割り切り」も必要ではあるのですが、保育士が感染してしまうと保育施設で子どもたちを預かることができなくなります。
外部から感染しないように、保護者と保育士の周囲の方の協力が必要になるのです。
そのためできるだけ保護者との接触を避けられるICTシステムの導入が有力視されています。
連絡帳でのやりとりや欠席・遅刻・早退などの緊急連絡、登降園登録などもオンラインで登録、処理ができ、保護者との連携も共有もできるようになれば、最低限の接触で済むようになるでしょう。
保育士は自己管理をしっかりし、保護者には衛生管理を協力いただいて、大人がしっかり対応・対策していくことで感染リスクは下げられます。

保護者はちょっとした雑談で日々の子育ての悩みに関する情報を仕入れたり、子育てのストレスを解消したりしています。
そういったコミュニケーションがなくなることで孤立化していく保護者もいるでしょう。
そういう場合もZOOMなどのビデオ通話アプリや保育システムのチャット機能でコミュニケーションが取れるようになります。
感染対策も保育も行いつつ、保護者にも寄り添い、業務の効率化も図れる、そんなICTシステムだからこそ今導入が進んでいるのです。

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