ICTシステムを使いこなすために|保育システムNavi

ICTシステムを使いこなすために

2021.8.6 保育お役立ちコラム
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保育のICT化を進めている保育施設では、保育士が事務作業が軽減され、残業もなくなり、子どもたちに触れ合える時間が増え、保育の質も上がり、保護者とのコミュニケーションも円滑であるなどメリットがたくさんある導入事例が伝えられています。
しかし、メリットがあるとデメリットがあるように、保育施設にICTシステムが導入されたけれどうまく使いこなせず逆に負担になっているという場合もあります。
ICTシステムを使いこなすためにはどうしたらよいのでしょうか。

パソコンのスキルがない

ICTシステムを導入している保育施設に採用され、環境が整っているにも関わらず、パソコンスキルがなくうまく活用できないという方は多いです。
Hoicなどパソコンスキルに自信がなくてもすぐに慣れるシステムもありますが、最初から「入力の仕方がわからない」「手書きが早いから」とパソコンに触ろうとしない保育スタッフもいるでしょう。
ICTシステムを導入しても活用できなければ業務軽減を行うことはできません。
どうしても文字入力をしなければならない場面はでてくるのでかんたんな文字入力が行えれば操作に慣れやすいでしょう。
タブレットであればパソコンのような入力方法はもちろん、スマホの入力方法が使えるので少しでも触ろうという意識を持つだけで使いこなせるようになります。

保育の知識が欠けている

パソコンスキルがあっても、保育士として保育現場の経験が浅かったり知識が薄かったりして精神的に余裕がないとICTシステムを活用しても思うように事務業務を軽減することができません。
保育現場では子どもたちを見ながら記録を行ったり、スキマ時間に連絡帳を記入したりということがあります。
そうした時間に子どもたちと適切に接しつつ事務作業を行えるように保育力を身につけることも大切です。
保育士としての知識や経験を磨くことで余裕を持って保育に取り組めるようになり、自然に必要な行動をとれるようになります。

柔軟性がない

ICT化をすすめると保護者とも円滑に、かつ深くコミュニケーションをとることができるようになります。
また保育施設のInstagramやブログなどで配信することでより子どもたちの様子を伝えられたり、保育施設の様子が伝えられて地域の方や転職活動中の保育士の目にとまったりすることもあるでしょう。
そうした保護者とのやりとりや投稿活動を求められたときに柔軟性がないと受け入れられない場合があります。
保育士としての子育て支援以上のことを求められたら難しいかもしれませんが、より良く保育に取り組むためには新しいことを受け入れられる柔軟性が必要になるのです。

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