一年を充実した保育活動にするために|保育システムNavi

一年を充実した保育活動にするために

2018.11.30 保育お役立ちコラム
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あっという間に今年も残すところあと1ヶ月。年が明ければすぐに卒園と入園がやってきます。事務が溜まっていませんか?
連絡帳やおたよりはICT化によって負担が軽減されていますが、どうしても保育士の事務仕事はつきません。
締め切りに追われないように、充実した保育を実践するために、事務を溜めないように考えていきましょう。

■ICT化は進むものの・・・

「締め切りすぎてるのに何も書いてない」なんて唸っている方はいませんか?
その精神状態で子どもたちに接するのはいかがなものでしょう。
ICT化が進み、保育システムによってさまざまな業務の負担が軽減されたとはいえ、月案・週案などの「計画」を立て、園長から「承認」を得て、それを「実行」に移すのが保育なので、どうしても書類作成は必要になります。
保育準備や園の行事が加わってくると、週案の作成を忘れていて焦ってしまうこともあるでしょう。
こういった日々の繰り返しがうまく回らないと、気分が重くなって、普段は許せることが許せなくなったり、子どもたちのなんでもない行動にイライラしてしまったりして、さらに保育でミスをしてしまうなど悪循環になってしまいます。
そうならないためにも必ずやらなければならない仕事の締め切りを把握して、うまく時間を作るようにしましょう。

■ToDoリストを作成する

これからやるべきことを箇条書きにする「ToDoリスト」。
できるだけ短い期間で区切って、やるべきこと書き出します。
まずは1ヶ月間のToDoリストを作成してみましょう。
月案・週案などの書類作成、製作の準備、お便りなどの作成や自分自身が必要な書類の提出など1ヶ月間で終わらせるべきものをどんどん書き出します。
種類別に分けて記入するとよいでしょう。
園のイベント、特に年明けから数ヶ月は雑務の数も多くなるので、それも忘れずに。
やることを忘れないための1ヶ月の仕事を把握するためのメモです。やることが増えたらどんどん書き足していきましょう。

■達成感を積み重ねる

ToDoリストの大切な役割は書き出すだけではありません。
終わった出来事から消すか、マーカーでしるしをつけたり、はなまるをつけたりすることで、「やらなければならないこと」をどんどん消していきます。
週案書けた、お便りはあとは発信するだけ、製作のシールと紙が準備できた、などが消えていくと、小さな達成感が積みかさなり、自分の1ヶ月間のがんばりが見えるので、仕事が片付いているという実感が生まれます。
逆に、残っている仕事もわかるので、何が滞っているのかという進捗状況もすぐに把握できるでしょう。
月案や週案が残っている場合は効率を考えるきっかけにもなります。
これまで滞っていたりいつもバタバタと片付けたりしていた作業ができていたら、思いっきり自分を褒めてあげてください。

■締め切りを把握しやすくする

ToDoリストは「やらなければならないこと」の箇条書きですが、物事には大抵締め切りが存在します。
締め切りを把握することで作業の優先順位もわかってくるので、年間計画表などに締め切りを書くようにしましょう。
「月案締め切り」など必ずある締め切りも記しておきます。いつものことで後回しにしがちなことだからこそ記しておくことに意味があるのです。
手帳に書き込むのも良いですが、スマホなど必ず見るもので無意識に視界に入る位置に表示させておくようにすると頭の片隅に覚えておくことができます。

■見通す力をつけてスキルアップする

一年の予定表もToDoリストも先を見通す力をつけるためのものになります。
大切なのは「やるべきこと」を「自分で整理しておく」こと。
事務仕事に「追われている」感覚が少なくなり、「やるべきこと」に対して先手を打てるようになります。
そうすることで子どもたち一人ひとりに余裕を持って保育を実践できるようになるでしょう。
ToDoリストや一年の計画表を保育システムを使って他の保育士と共有したり、他の良い方法を模索したりすることもスキルアップにつながります。
一年を乗り切るための年度初めの準備はとても大切です。
来年度に自分の中でやるべきことを整理していくため、自分なりのやり方をみつけて保育を充実させてください。

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