保育士の声枯れ対策|保育システムNavi

保育士の声枯れ対策

2022.5.27 保育お役立ちコラム
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元気な子どもたちに合わせて声を出していると、声が枯れてしまうことはままあります。
保育士の誰しもが経験があると言われる声枯れとその対策、ケアについてご紹介しましょう。

声枯れする兆候

元気に高くて大きな声を出す子どもたち。
とても良いことですが、数が増えるとかなりのボリュームです。
保育士は自分の声を聞いてもらうために声を張り上げます。
そんな保育士の声が枯れてしまうのは職業病ともいえる仕方のないことなのですが、保育士をやっていく上で必要な声なので、上手に付き合っていなかければいけません。

子どもたちを静かにさせる時、歌のお手本をいせる時、子どもたちの注意を引く時に声に喉に違和感を感じていませんか。
そういったときの声の出しすぎが声枯れの兆候です。
大きな声を出すと子どもたちが振り向きます。それが当たり前になってしまうため自分でも知らないうちに声帯を炒めるのでしょう。
おしゃべりが楽しくなる時期の子どもたちを担当していると常にしゃべりつづけていなければいけないため喉に負担がかかるのです。

声枯れしない声の出し方

声枯れする兆候がわかっても、それをそのまま続けているといずれ悪化して深刻な状況になってしまいます。
声枯れしない声の出し方のコツを抑えて実践してみましょう。

●腹式呼吸
鼻から吸って口からはく、お腹に力をいれて空気を吐き出す腹式呼吸が大切です。
喉から大きな声を出すというよりも響かせるようにしてみましょう。

●無理をしない
高い声を出そうと無理をすると、口の周りの筋肉、舌の筋肉に力が入ってしまいます。
これが喉を痛める原因になるのです。高い声でなくとも地声でも優しい声で話すよう心がけましょう。

●喉を開く
口の周りの筋肉をリラックスさせて舌を下に下げ、喉を開くようにしましょう。
喉に負担をかけずに声を出すことができます。

●前ではなく上から抜けるように発声
目の前にいる子どもたちに話しかけなければと思わずに、頭のてっぺんからぬけるように発声しましょう。
子どもたちに降り注ぐように少し鼻にかかるような声で話すと喉も傷めずに声を広げることができます。

声枯れしたときのケアの仕方

●喉を休める
就業後マスクをして保湿し、喉を休めるようにします。
水分補給をしたりうがいをしたりして喉を潤すことも大切です。

●刺激物をとらない
水分補給では刺激物となるカフェイン入りの飲料を飲むのはやめましょう。
また、うがいの際はうがい薬などを使わないようにします。
スプレーの喉の薬も使いすぎるのはNG。
正常な粘膜には刺激が強すぎて荒れてしまうのです。

いかがでしょうか。
しっかりとケアをした上で発生法を意識してみてください。

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