自粛中の園児と保育士をつなぐICTシステム2|保育システムNavi

自粛中の園児と保育士をつなぐICTシステム2

2020.5.15 保育お役立ちコラム
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緊急事態宣言で外出自粛、休園を余儀なくされている保育施設が多々ある中、園児と保護者、保育士をつなぐICTシステムがつぎつぎに発表され提供されています。
今回は無料ビデオ通話アプリ「ZOOM」で行うオンライン保育をご紹介します。

ZOOMでオンライン保育

ICTシステムに不慣れな保育士さんでも簡単にインストールすることができるZOOM。
緊急事態宣言の期間中保育園を原則休園とした東京都杉並区にある保育園の保育士さんたちは
そのZOOMを使って自宅から「朝の会」を配信しています。
平日の9:30から30分間、朝の挨拶を子どもたちと音声をONにして交わし、いつもの体操や歌を画面越しに子どもたちの様子を確認しながら行います。
30分たったらもう一度音声をONにしてもらって「さよなら」のご挨拶。
立った30分ですが、長引く外出自粛やウイルス感染の不安によるストレスから子どもたちや保護者を解放してくれる時間として好評を得ています。

子どもたちにとって

ZOOMによる「朝の会」を子どもたちは心待ちにしています。
時間になると保護者のスマホやパソコンなどのモニターに吸い寄せられるように集まるとのことです。
懸命に画面の中の保育士が行う歌や手ぶり身振りをマネっこして、健康観察。
「先生ともしもしする!」と始まりと終わりに保護者に音声を送る設定にしてもらい、あさの挨拶とさよならを保育士に伝えます。
子どもたちにとってはそれが朝のルーティンになるので、生活リズムが整うのです。

保護者にとって

テレワークなど在宅勤務をしている方は仕事を行いながらになるのですが、その間は親子の時間です。
逆に仕事をされていない方はどうしても生活リズムが崩れがち。
ZOOMに映ることを考えると、保育士はもちろん、ほかの園児やママ友とも画面越しに対面するので、朝起きて身支度をするというルーティンが崩れないのがメリットです。
いつもならなかなか起きない子や、身支度に時間がかかってしまう子も「先生ともしもしするよ」と声掛けするとすぐに動いてくれることが多いこともあって好評を得ています。
子どもたちの生活のリズムだけでなく、保護者の生活のリズムまで整えてくれるのです。

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