小児MFAプログラムとは|保育システムNavi

小児MFAプログラムとは

2018.7.19 保育お役立ちコラム
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「小児MFAプログラム」ってご存知ですか?
「小児MFA」は小児国際救急救護法を指しており、国際基準として世界140カ国以上の公的機関で導入されています。
小児MFAについてや、どのようなことを学ぶのかをご紹介しましょう。

小児MFAとは

突発のケガや病気の対処法、心肺蘇生法にAEDなどを学ぶことができる「小児MFAプログラム」。
「小児MFA」は小児Medic First Aid(メディック・ファースト・エイド)の略で、小児救急救護法のことです。
一般市民が応急救護手当を訓練することができるプログラムとして、救急医療の先進国であるアメリカで創設されました。
心肺蘇生やAED(自動体外式除細動)を用いた救命処置の方法をはじめとした、応急手当について学ぶことができます。
有効性や教育内容が認められ、グローバルスタンダードの応急手当として日本でも1988年に「MFA JAPAN」が創設されました。

MFA JAPANのコア・プログラム

MFA JAPANではベーシックプラスとして成人の救命法や救急法を学ぶことができ、チャイルドケアプラスとして乳児から小児の手当を中心に学ぶことができます。
チャイルドケアプラスは「小児と乳児コース」と「全年齢コース」に分かれており、最新の心肺蘇生法とAED、出血や火傷、ショック状態の際の対処方法、中毒や呼吸困難に陥った時などの対処方法といったファーストエイドのガイドライン(2015)に沿って、保育者に課せられる応急手当の基準を満たす内容になります。
そして救助対象者に対する処置法だけでなく、血液感染性の病気などから自分を守るための方法なども学ぶことができるのです。
子どもに関わる職業、保育士や幼稚園教諭、ベビーシッターなどをはじめ、家族の健康を守るためにも身につけておきたい知識「小児MFA」。
受講する機会を設ければ、保育に従事する者としてのステップアップはまちがいないでしょう。

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